パイオニアが人員削減、事業売却|日本は「負け戦」しかできないのか

スポンサードリンク

 

パイオニアが人員削減、事業売却|日本は「負け戦」しかできないのか

pioneer_logo

パイオニアは、2015年3月、今年度末までに従業員全体の10%にあたる2200人を削減する方針です。

また、クラブミュージックやライブパフォーマンスで使われるDJ機器事業をアメリカの投資ファンド、KKRに売却することも表明しました(売却価格は590億円)。AV機器(音響と映像)をオンキヨーと統合することもすでに決まっています。

今後はカーナビなど、車関連の機器を中心に注力していくとのこと。

私は20代半ばなのですが、やはりパイオニアと言えば音響であったり、DJ機器であったりするイメージが強いので、これはショックですね。

SONYも最近ノートパソコン事業のVAIOを売却しましたね。SHARPも2012年に大胆なリストラを実施しています。

日本の電子機器業界はなぜここまでよくないニュースが続いているのでしょうか。

 

日本も意外に負けていない?

ここまで悪いニュースが続いているから日本の電子機器業界はダメだ。と一概に決めつけてしまってはいけないかもしれません。

例えば、電子機器の業界で日本のそれとよく比較されるのは韓国のサムスン、LG、台湾の電子機器産業です。

が、例えば世界の企業番付「Global500」を見てみましょう。(リンクは2013年度版)。利益額での番付です。

日本企業が62社とがっつり入ってるのに比べ、韓国企業はサムスンとLGの2社のみ、台湾に至っては入っていません。

また、韓国のサムスン、LGはシェアは伸ばしているものの、中身の基礎部品や半導体などは日本製品が大半を占めており、サムソン製の機械のふたを開けてみれば全部日本製の部品、というのもよく聞く話です。

アップルとの訴訟問題も、アップルは引く気はないようです。

アップルとの訴訟問題も、アップルは引く気はないようです。

私たち消費者に関わる最終製品に注力しているサムスン、LGですが、日本企業は工業用ロボットなど、重工業の見えないところを支えています。しかも、やはり企業の設備投資などそういうところの金が一番大きいのです。

話を経済に広げますが、また、韓国企業批判をしては何ですが、韓国には純粋な国営銀行が少なく(主要銀行の50%以上の資本が外資持ち)、また、日本からも金、人、情報をばんばん輸入してる状態です。

韓国主要銀行の外資比率は非常に高い

韓国主要銀行の外資比率は非常に高い

人、情報(技術)はまだ伸びしろがあるとしても、金に関しては外資に抑えられているこの構造は非常にまずいです。

経済が成長しても外資に資本を吸い取られる構図そのものな気がします。

それに対して日本は銀行が企業を守る仕組みがあり、内資メガバンク3つは少なくとも大きく成長しました。

韓国が政府主導で選択と集中をやっているのに対し、日本はある程度自由競争も進んでGlobal500のこの状況です。一応まだまだ大丈夫ということがいえるのではないでしょうか。

 

巨視的な目で見るとどうなるのか。

しかしながらものすごい巨視的な目で見たら、

今後数十年で途上国も上がってきます(東南アジアのGDPは30年で数倍になるといわれています)。

いずれは日本人の英語力などの語学の問題で海外展開スピードも遅くなってくるでしょう。

また、技術の進歩が進めば、例えば中国やタイなど、技術力のないと言われていた国でも、作業工程の画一化、簡易化ができ、日本と同じ水準のものが作れるようになるでしょう。「技術最先端の日本」のイメージはしばらく定着しますが、実用的には本気で意味がなくなります。

さらに、日本の人口はじり貧になることは目に見えています。経済活動の主体が少なくなるということなので、国内でのGDPはかなり減ってきます。ここは安倍首相の力量に期待です。

はっきり言って、日本のような資源も少なく、人も少ない小国が、GDP2,3位まで来ているこの状況が以上と言っても過言ではありません。先人に感謝です。でもこのままでは、日本の製品、経済は確実に相対的には下がってきますし、数ある国の中の一つに成り下がることは間違いありません。

今の状況を維持するためには、技術革新や注力産業の変革など、何か大きなシフトチェンジが必要だと思います。(日本は先進国なのに重厚長大産業が強いという結構変な国です。他の先進国はやっぱり金融サービスを発達させたりして生き残りを図ったりいます)

今日は思ったことを書いてしまいました。乱文失礼しました。 

 

スポンサードリンク

コメントを残す

このページの先頭へ